株式会社プリメディカ

活用事例

両備グループ様 LOX-index導入インタビュー

(両備グループ 両備健康づくりセンター 専務理事 藤原様)

          

両備グループ様について

-まずは御社の事業内容について、ご紹介いただけますか?

藤原様:現在両備グループは、「トランスポーテーション&トラベル部門」「ICT部門」「くらしづくり部門」「まちづくり部門」「社会貢献部門」の5つの部門で構成されています。

その中で健康づくりセンターは、約8,000人〜9,000人のグループ社員を対象に、健康管理・健康増進・福利厚生事業の3つを柱として展開しています。運転業務に携わっている社員だけでなく、オフィスワーカーやICT部門、店舗スタッフ、介護士など、すべての社員の健康管理を担当しているのが特徴です。

-現在運輸業界を取り巻く健康における課題はどんなものがございますか?

藤原様:運輸業界では、慢性的な人手不足や高齢化の進行に加えて、長時間勤務や不規則な生活リズムなど、健康管理が難しい環境にあることが大きな課題だと感じます。

国から法令遵守や安全運行による対策や要請は年々高まってきており、「問題が起きてから対応する」のではなく、「未然に防ぐための健康管理をする」ことが、企業の責任として、より強く求められています。

こうした背景から、両備グループでは、従業員一人ひとりの健康意識を高め、将来の疾患との関連性を可視化したうえで、適切なフォローアップに繋がる仕組み作りに取り組んできました。

-今まで取り組んでこられた、健康経営について、お聞かせください

藤原様:当社では、2003年から乗務担当社員を含めた社員の健康管理と啓発活動を進めています。経営陣の中で「健康経営を重視して、予防に力をいれていく」という強い想いがあり、健康経営が注目される以前から継続的な取り組みを行っています。

乗務員だけでなく、全従業員を含めて、メタボリックシンドローム予防、女性特有のがんに関する健康セミナーを開催して、情報提供をしています。入社3年目などの若い社員に関しては、健康知識をつけていただくという目的で”元気塾”を開催したり、予防医療を重点に置いた健康増進施策を実施してきました。

また、生活習慣等アンケートやストレスチェック後の高ストレス者を対象とした職域分析を行い、職場環境の改善にも積極的に取り組んでいます。

LOX-indexに期待した役割と導入効果

– LOX-indexを導入しようと思った決め手について教えてください。

藤原様:これまでは、脳梗塞や心筋梗塞などの発症予防を目的に、バス部門を先行して、MRA・MRI検査を実施するなど社内で決定し実施しました。

しかし

・検査コストが高いこと

・受診のために社員が医療機関へ訪問する必要がある

・対象者をある程度高齢の方に限定せざるを得ない

といった課題があり、より簡易的にリスクをチェックできる方法はないかという要望を含め乗務担当社員の健康管理の検討指示が、経営陣からありました。

そこで、以前から関係のあった医療機関へ相談したところ「LOX-index」をご提案いただき、導入を検討することになりました。健康診断の血液検査を1本追加するだけで実施できるため、従業員の時間的にも体力的にも負担は少なく、無理なく運用ができる点が大きな魅力でした。

-導入後は、どのように運用されていますか?

藤原様:LOX-indexを導入したことにより、これまでスクリーニング検査に対して限定されていた対象年齢を35歳以上へと引き下げることができました。

さらに、2022年には50歳以上の乗務担当社員については、会社負担での受検を完全必須にするという運用へ移行しました。

また、判定結果に応じた再受検サイクルも定めています。

・低リスク群:3年に1回の定期受検
・中リスク群:2年に1回の定期受検
・中高リスク群、高リスク群:速やかに医療機関に受診し、主治医と相談の上、必要に応じて精密検査(頸動脈エコー等)・治療へ移行

リスク群に応じて、受検間隔を調整できるため、「毎年受けなくてはならない」というような必要以上の心理的負担を感じることなく、自分たちの状況に合った形で、継続的に健康管理が続けやすいかと感じています。

健康経営を進めてていくと見えてきた、”見える化”の重要性

-検査の結果をどのように活かしていますか?

藤原様:当社では、LOX-indexを受けていただいた方の検査結果の報告をもらうようにしています。また高リスク群と判定された社員に対しては、早めに医療機関への受診をするようにと周知しております。ですが、会社側が直接すべての詳細を把握することは難しい側面もあり、検査後のより手厚いフォローアップに関しては、これからの課題となっています。

一方で、このように健診結果を「数値で見える化」することは非常に重要であり、数値が高いと危機感を持ちやすく、行動促進につながりやすいと実感しています。「健康診断を受けているから大丈夫」「痩せているから大丈夫」と思っていても、実際には内臓脂肪が多い”隠れ肥満”のケースもあります。そのため、LOX-indexで目に見えない脳梗塞・心筋梗塞のリスクを可視化できるという点は、健康に対する意識改善や行動変容にも繋がっているのではと思っています。

-実際に導入してみて、驚きや発見はありましたか?

藤原様:実際に、高リスク群と判定された社員が精密検査を受けたところ、動脈硬化が進行している状態で発見されたケースがありました。その方にとっては、まさに「早期発見につながった」と言える出来事だったと思います。「数値としてリスクを可視化すること」の重要性を改めて実感したエピソードでしたね。

このようなフィードバックなどが、もっと社員から出てくれば、健康への意識が組織全体に広がっていくのではないかと期待しています。

今後、両備グループ様目指す健康経営と啓発活動について

藤原様:今後の取り組みとしては、健診結果の正しい見方に関する啓発や、予防医療の知識提供に、より一層注力していきたいと考えています。

特に早期発見の観点から、30代を中心とした社員セミナーの実施や、健診結果の見方を解説する動画コンテンツなども検討しています。若い世代は健診結果を十分に確認しないケースも多いため、数値を「見る」「理解する」ことの重要性を伝えていきたいと考えています。

また健診を受けて終わりではなく、結果をどう活かすかまでを含めて支援することが、これからの健康経営には欠かせないと感じています。

導入を考える企業へのメッセージ

藤原様:運輸業界に限らず、健康起因による事故やトラブルの防止は、多くの企業に共通する課題だと思います。LOX-indexによってリスクを“見える化”することで、「気になる数値があれば受診しよう」「生活習慣を整えよう」といった意識につながり、早期発見・早期治療のきっかけになると感じています。

動脈硬化は自覚症状がほとんどなく、自分では気づきにくいものですが、数値として示されることで、これまでとは違った視点で自分の体を確認することができます。

LOX-indexは、その第一歩として有効な検査だと考えています。

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